株主・投資家の皆さまへ
  • 株主・投資家の皆さまへ
  • 株主・投資家の皆さまにおかれましては、日頃より格別のご高配を賜り、厚く御礼申し上げます。

    2014年度から創立60周年を迎えた2018年度までの5か年を対象とした長期的な経営ビジョン「Evolution 60」では、国内での安定的収益と海外での成長基盤の確保を目指してまいりました。『黄金の味』の刷新、ポーション調味料の拡充と内製化を進めたほか、台湾やシンガポールの現地法人を設立し、徐々に事業基盤を拡大・構築いたしました。加えて、本社移転や東証一部指定、販売活動やPR、イベント、試食販売等の日々のお客さまとのコミュニケーションを通じて、エバラブランドの価値を高めてまいりました。これまでの取り組みが実を結んだ結果、最終年度である2019年3月期において、「Evolution 60」の連結数値目標(営業利益率4%、海外売上高10億円、ROE 5%)はすべて達成することができました。

超高齢化、世帯人数の減少、共働き世帯の増加、人口減、社会の成熟化に伴うニーズの多様化については、引き続きその変化が顕著に進み、経営に大きな影響を与えるものと認識しております。そして、AIやIoTの普及・浸透によるデジタルテクノロジーの進展、ミレニアル世代等の新たな消費者層の拡大に伴うコミュニケーション手段の多様化、アジアの成長やTPP・EPAの発効等に伴う経済のグローバル化を新たな環境変化として考えています。そのようななか、当社グループは、2019年度から2023年度までの5か年の中期経営計画「Unique 2023~エバラらしさの追究~」を策定しました。「Unique」には「唯一の」「面白い」といった意味を込めています。激しく変化する事業環境において、新価値創造による強い企業成長を目指すため、基本戦略を「コア事業による収益強化と戦略事業の基盤確立」「"エバラらしく&面白い"ブランドへの成長」と定めました。

コア事業とは、国内の食品事業である家庭用事業と業務用事業、そして物流事業、広告宣伝事業および人材派遣事業等となります。エバラブランドの根幹を支える事業であり、収益の源泉となります。そのために、新設したSCM本部を軸としてバリューチェーン機能を強化してまいります。戦略事業とは、輸出を含めた海外事業やチルド事業、コンビニエンスストアおよびEC(通販チャネル)への取り組み等が該当し、エバラブランドの将来の成長に寄与する事業であり、成長ドライバーとなります。特に海外事業では、R&D機能と生産管理機能の基盤整備を行ってまいります。

また、当社グループの究極の差別化要素は「ブランド」と「人材」であり、価値を生み出し続ける「人材」こそが成長の源泉だと考えています。「ブランド」については「Evolution 60」の中で一定の整理・強化が図られたと考えておりますが、もう一つの大事な要素である「人材」については、「Unique 2023」の中で重点的に強化してまいります。私たちは人事理念に「ブランドと共に成長する」を掲げており、社員の成長に特に目を向け、「働きやすさ」「働きがい」から生まれるモチベーションを競争力として、さらにユニークな「エバラブランド」としてまいります。

「Evolution 60」同様、「Unique 2023」でもしっかりとした実績をお示しできるよう、エバラ食品グループ一丸で取り組んでまいります。今後とも、より一層のご理解、ご支援を賜りますようお願い申しあげます。

2019年6月
代表取締役社長
宮崎 遵

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