「すき焼のたれ」誕生秘話

専門店の味から、家庭の万能調味料へ

食卓に肉料理が普及しはじめた頃、当社が焼肉とともに注目したメニューが、すき焼きでした。「焼肉のたれ」を発売した翌年、1969(昭和44)年には、現在の「すき焼のたれ」の原型となる商品を発売しました。

  • 当時、家庭のすき焼きは、醤油、砂糖、みりんなどで味付けをするのが一般的で、食卓にのぼるごとに、さじ加減ひとつで味が変わってしまいました。専門店では、味を均一にできる「わり下」が使われており、それを手軽に使えるようにしたのが「すき焼のたれ」でしたが、家庭では必要ないと考えられ、発売当初はなかなか売れ行きが伸びませんでした。

    1981年(昭和56)年、それまでの小型の瓶から、300ml入りの瓶にリニューアルしました。同時にテレビCMなどの販売促進に力を入れたこともあって、まずは東北地方、そして東日本を中心に順調に売上を伸ばしていきます。しかし関西では、もともと「わり下」を使う習慣がなかったうえ、醤油味が強かったことから、当時の商品では受け入れられませんでした。そこで、だし汁と甘味を強くした関西向けの「すき焼のたれ マイルド」を1987(昭和62)年に発売。試食販売などを続け、少しずつ売上を伸ばしていきました。

  • トップメッセージ

こうして「すき焼のたれ」は全国に販売を拡大していきましたが、すき焼きは冬場中心のメニューであるため、「すき焼のたれ」も秋から冬にかけてしか店頭には並びませんでした。これを年間を通じて売れる商品に育てるため、すき焼き以外の料理にも使えることをお客様に知っていただく方法を考えました。特に「肉じゃが」は、1985(昭和60)年頃から集中的にテレビCMや店頭でメニュー提案を行い、この努力が実って「すき焼のたれ」は年間商品となったのです。現在では、肉じゃがのほか、きんぴらごぼう、ぶり大根などの煮物料理にも使える便利な和風万能調味料として広くお使いいただいており、当社の調査では、「すき焼のたれ」をすき焼きだけに使っているお客様は、3割程度という結果も出ています。栃木県の栃木工場では「すき焼のたれ」を、岡山県の津山工場では「すき焼のたれ マイルド」を生産し、各地の皆さまへお届けしています。

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