
エバラ食品グループは企業成長に向けたチャレンジを継続し、エバラ食品の独自性、面白さに磨きをかけて、事業活動を通じた社会の課題解決を図り、持続可能な社会の実現を目指してまいります。
当社グループは、 SDGs への取り組みを「Unique 2023」の重要施策に位置付け、2019年度からスタートしました。2021年度には部門横断組織である「SDGs推進プロジェクト」を発足し、環境変化を考慮しつつ、マテリアリティ・施策・KPIの見直しを実施。この取り組みをさらに加速させるため、2022年7月に「サステナビリティ基本方針」を制定し、「サステナビリティ委員会」を設置しました。
事業活動を通じた社会の課題解決を図り、経済価値と社会価値を両立させながら持続可能な社会への実現を目指してまいります。
サステナビリティ基本方針
エバラ食品グループは、"「こころ、はずむ、おいしさ。」の提供"という企業理念および行動指針に基づく事業活動を通じて、より多くのステークホルダーの皆さまに「自分らしいたのしさ、心身のすこやかさ」をお届けし、企業の持続的発展と環境・社会との調和を目指してまいります。
マテリアリティの特定・見直しプロセス
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- STEP1
- マテリアリティの候補となる評価対象項目の抽出
当社バリューチェーンとの関連性を考慮し、顧客視点と社会課題視点から取り組むべき項目をリストアップしました。
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- STEP2
- 重要性の評価
リストアップした項目を類似したカテゴリーにグルーピングし、「ステークホルダーにとっての重要度」と「エバラ食品グループにとっての重要度」の2軸でプロットしました。その後、経営陣による審議を経て7つのマテリアリティを特定しました。
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- STEP3
- 計画立案、承認
「Step2」で抽出したマテリアリティを4つのテーマに分類し、2030年度に向けた施策やKPIの設定を経営会議にて決議しました。「資源の有効活用と地球の持続可能性への対応」については、気候変動への対応を強化すべく2030年度に向けてKPIを見直しました。
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- STEP4
- マネジメント体制の構築
サステナビリティ委員会およびワーキンググループを設置し、目標達成に向けたロードマップを策定しました。今後はサステナビリティ委員会でロードマップの審議や進捗評価を行ってまいります。
マテリアリティマッピング
テーマ分類と具体的な施策
Environment
資源の有効活用と地球の持続可能性への対応
- 食品ロス削減に向けた取り組み
- 地球温暖化防止を考慮したSCM体制の構築
- 環境に配慮した商品の開発および容器包材の活用
- CO2排出量38%削減(基準年度2013年度)
- 食品ロス量50%削減(基準年度2017年度)
Social
健康な心と体、おいしさがつなぐ絆づくりの提供
安全・安心な商品・サービスの提供と新たな価値の創造
- 品質の維持、向上
- 人権、環境などに配慮した原材料調達と安定した生産体制の実現
- 他社協業・産学連携による新しい技術、知見等の獲得
- 多様な食ニーズに対応した商品の開発と販売チャネルの確立
- 健康・エシカル等、消費者の多様な食ニーズに対応した商品を10億円規模まで成長させる
組織と人材の活性化
- 国籍、年齢、性別、学歴等にとらわれない多様性のある組織の構築
- 働きやすさと働きがいのある職場環境整備
- デジタル化の推進
- チャレンジ精神と自発的成長文化の醸成
- 健康経営優良法人の取得
- 自発的成長支援制度の利用件数累計800件(2022~2030年度)

Governance

※SDGsとは、世界が2016年から2030年の15年間に達成すべき国際的な目標です。貧困や飢餓の根絶、女性の社会進出、再生可能エネルギーの利用促進、気候変動への対応等17の目標と169のターゲットから構成されています。