鮮やかな紫の色素で、食卓だけでなく、
カラダもキレイに。
焼いても、揚げても、
蒸してもおいしい、みんなの味方。
なすの
おいしい楽しみ方
切り口がみずみずしく、ガクについているとげがチクチクと痛いくらいのものが新鮮。皮にツヤがあり、色が濃いものが良品。
切り口が空気にふれると色が変わるため、切ったらさっと水にさらすか、すぐに調理するのがポイント!油との相性が良く、油を使って調理すると、コクと風味が増すだけでなく、色が鮮やかになるので麻婆なすなどの炒め物や天ぷら、揚げ煮が定番です。浅漬けにするときは、丁寧にアク抜きをすることでクセのない爽やかな味わいに!
低温に弱いので、常温で保存し、2~3日で使い切ります。冷蔵庫に入れる場合は、水分が逃げないよう1本ずつラップで包むか、ポリエチレン袋に入れて野菜室で保存するのがオススメ!
なすの豆知識
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- あんな茄子、こんな茄子
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ひとくちになすといっても、その大きさや形はさまざまです。なすは世界中で古くから利用されている野菜のひとつで、日本には7~8世紀に渡来したと言われます。
世界中では1500もの品種があると言われ、日本でも各地の気候、風土、食習慣に合った特徴のあるご当地なすが数多く作られています。
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- 「秋なすは嫁に食わすな」
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このことわざには、2つの違った解釈があります。
ひとつは、なすは秋になるとおいしくなるので、「嫁に食わすな」と姑が嫁いびりをしたという説。もうひとつは、なすは体を冷やすので妊娠して子どもを産むお嫁さんを気遣ったという説です。汗のとまらない夏にはぴったりの野菜ですね!
なすの産地を知ろう
夏秋なす |
旬:7月~10月 産地:茨城・栃木・群馬 |
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冬春なす |
旬:10~6月 産地:高知・熊本・福岡 |
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なすの基本情報

【学名】 | Solanum melongena |
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【分類】 | 果菜類 淡色野菜 |
【科】 | ナス科 |
【原産地】 | インド |
ポリフェノールの一種であるアントシアニンが豊富に含まれており、アントシアニンの抗酸化作用が体に害を及ぼす活性酸素の働きを抑制する効果があります。 |
引用・参考文献:「総合食品事典 第六版」東京同文書院刊
バリエーションに富んだ
なすの仲間たち
監修:料理研究家 管理栄養士 岩﨑啓子