落ち着き・集中力と野菜の関係
日常生活での落ち着きから、勉強中の集中力まで…
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それと栄養って関係があるんですか?
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心を落ちつける効果があったり、ストレスを抑制したりする効能をもつ成分がある、ということですね。
脳のはたらきとビタミンB群は密接な関係にあります。
それ以外にも、神経伝達にかかわる物質やストレスを抑えるホルモンなど、
精神を安定させることを手助けする栄養素や成分があります。
- 【レタス】
- レタスの乳状の液体(サポニン)には、精神を安定させる作用があります。またカルシウムも含まれていて、イライラを鎮める作用があります。
- 【ちんげん菜】
- イライラを落ち着かせる作用があるカルシウムを多く含んでおり、ストレスがたまった時などにおすすめです。
- 【ピーマン】
- ストレスを抑えるホルモンの分泌を助ける、ビタミンCを摂ることができます。ちなみに赤ピーマンだと、含有量は2倍以上になります!
ビタミンB群、鉄等が不足しているとイライラしたり、おこりっぽくなったり、集中力がなくなったりします。
眠れない、怖い夢をよく見るなんていうのも実は栄養欠損のサインなんですね。
脳の働きをいつもいい状態にしておくためにはビタミンB群は特に必要な栄養素です。
- 定 真理子(じょう まりこ)
- 新宿溝口クリニック・チーフ栄養カウンセラー。栄養療法カウンセラーとして活動する傍ら、保育園から高校までの学校や一般向けの講演やセミナー、雑誌などでも活躍中。著書に35歳からの栄養セラピー「妊娠体質」に変わる食べ方があった!(青春出版)医師も実践している「子供を丈夫に育てる食事」(ワニブックス)がある。
写真:定 真理子 先生
今回のテーマは「落ち着きと集中力」です。