子どもの成長を助ける栄養
成長期に必要な栄養素を野菜で補って、ぐんぐん育てよう
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つまり、骨や皮膚が成長するってことかしら?
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その通りです。成長期は手足がぐんぐん長くなるし、骨の伸び盛りは13歳くらいまで続くんですよ。
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わたしはもっと背を伸ばしたいなぁ!何を食べればいいのかな!?
成長には骨や筋肉を作るたんぱく質、骨を丈夫にするカルシウム、細胞のはたらきを助ける亜鉛がポイントです。
これらが含まれている代表的な野菜はこれらです。
- 【ピーマン】
- 皮膚の形成に有効なカロテンやビタミンCを多く含んでいます。苦手な子どもが多いですが、その効果はバツグンです。
- 【とうがらし】
- 細胞の分裂や増殖を活発にする亜鉛が比較的多く含まれている野菜。お肉と一緒に調理したり、おいしく食べやすく摂取したいですね。
- 【みずな】
- 骨を形成するカルシウムだけでなく、鉄やカロテン、ビタミンC、カリウム、加えて食物繊維などをバランス良く含む、万能野菜です。
成長期とは身体のすべてのパーツが増えたり、大きくなったりすることであり、
そのために最も需要が亢進するのがタンパク質です。
体重あたり1.5~2g/kg(体重30kgであれば45~60gのタンパク質)が必要で、
その代謝にビタミンB群が必要です。
次に成長に関わる栄養素が亜鉛、鉄、ビタミンA、カルシウムになります。
- 定 真理子(じょう まりこ)
- 新宿溝口クリニック・チーフ栄養カウンセラー。栄養療法カウンセラーとして活動する傍ら、保育園から高校までの学校や一般向けの講演やセミナー、雑誌などでも活躍中。著書に35歳からの栄養セラピー「妊娠体質」に変わる食べ方があった!(青春出版)医師も実践している「子供を丈夫に育てる食事」(ワニブックス)がある。
写真:定 真理子 先生
今回は「成長を助ける」野菜について。
つまり、伸び盛りの子どもたちに食べさせておきたい成分や栄養素を多く含む野菜、ということになりますね。