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冷え性

冷え性の原因はさまざまです。偏った食生活によるビタミン・ミネラル不足、血行不良、自律神経の乱れ、エネルギー不足などが考えられます。それらを改善する栄養素が多く含まれる野菜を摂取し、冷え性を改善していきましょう。
冷え性を改善する栄養素として、血行を良くするビタミンEや鉄分、代謝を促すビタミンB群、ショウガオールやピペリン、カプサイシンなど野菜に含まれるファイトケミカル(植物性化学物質)があげられます。一般的には夏野菜は体を冷やす効果が高く、冬野菜は体を温める効果が高いと言われます。冷え性の気になる寒い時期には夏野菜を摂るのは避けた方が良いでしょう。

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冷え性に効果的な野菜

TURNIP かぶ TURNIP かぶ

かぶの根には消化酵素や免疫力強化に有効なビタミンC、イソチオシアネートが含まれます。
生で食べることで胃腸の健康を保ちます。葉はさらに栄養が豊富で鉄分や葉酸を多く含み、貧血の予防や血行改善が期待できます。

もうひと工夫でもっと効果的! 気にしておきたい
食べ合わせ
  • 鯛は高たんぱく低脂肪で、おなかを温めて胃腸を整える働きを持っています。

  • 鶏肉

    温性の食材である鶏肉を組み合わせると更に冷えに効果があります。

  • こしょう

    ピペリンという成分は、血管を広げて血流を改善します。

選び方や保存方法の豆知識を見る

ONION たまねぎ ONION たまねぎ

硫化アリルを含むネギ類は血行をよくする働きがあり、冷え性の改善に効果的と考えられます。
たまねぎの皮に含まれるケルセチンという色素成分は強力な抗酸化力を持ち、栄養素をエネルギーに変える力である代謝を改善します。

もうひと工夫でもっと効果的! 気にしておきたい
食べ合わせ
  • 青魚

    サバなど、青魚に含まれるオメガ3系脂肪酸は血液の状態を改善します。たまねぎとともに血行改善に役立ちます。

  • 豚ヒレ肉

    豚肉の中でもビタミンB1を多く含むヒレ肉は、たまねぎと組み合わせることでさらに効率よく栄養を摂取できます。

  • 納豆

    発酵食品と組み合わせることで腸内環境を改善します。またたまねぎは納豆のビタミンB1の吸収も助けます。

AVOCADO アボカド AVOCADO アボカド

アボカドは栄養価が高く、血行をよくする働きのあるビタミンEや体温を保持する脂質を多く含みます。
ただし1回につき1個以上食べると、体を冷やしてしまう可能性があるので食べすぎには注意しましょう。
たんぱく質を含む食材と組み合わせると効率よく栄養を摂取できます。

もうひと工夫でもっと効果的! 気にしておきたい
食べ合わせ
  • トマト

    トマトのリコピンは、アボカドの脂質と組み合わせることで吸収率がアップします。

  • エビ

    アボカドに含まれるビタミンB6がエビのたんぱく質の吸収を助けます。

  • 冷奴

    豆腐は体を冷やす効果があるので、生のアボカドと冷奴の組み合わせは、体を冷やしてしまいがちです。

園部 裕美(そのべ ひろみ)
管理栄養士として病院栄養士、飲食店運営を経て、陸上競技実業団専属栄養士としてチームの栄養サポートに従事した後、独立。
現在は、プロ野球選手、Jリーガー、陸上長距離等の国内外のプロアスリートから、その他競技問わずプロからアマチュアアスリート、ジュニアアスリートの保護者や指導者まで幅広くサポートしている。また、予防医療の分野にも携わり、一般の方の健康増進、妊活等のセミナー、ワークショップ、栄養サポートを行っている。
写真:園部 裕実 先生

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