食べさせたい
野菜と食べ合わせ
Q1.
ママへ質問です。苦手な野菜はありますか?
子どもではなく、ママへに「野菜の好き嫌いがあるかどうか」を聞いてみました。
結果は「はい」が3割、「いいえ」が7割という結果になりました。
なお「子どもと野菜の好き嫌い」で「嫌いな野菜はない」子どもの割合は全体の7%でした。
母子での野菜嫌いの相関は薄そう
Q2.
嫌いな野菜の代わりに、子どもに食べさせようと意識している食べ物があれば教えてください。
「子どもに嫌いな野菜はある」とお答えいただいた方に、代わりに何か積極的に食べさせようとしている食べ物はあるか聞いてみました。
半数以上が「ある」と答えています。
まずは好きな野菜を食べさせておこう、という意見が見られました。
以下、<自由回答から一部抜粋>
- カボチャ、じゃがいも、さつまいも、きゅうりなど好きな野菜。
- 食べられる他の野菜、豆類などをとる。
- 好きな野菜をたべさせている。
- 嫌いなものは本人が食べないので そのままにしている。 好きな野菜があるのでそれを意識して食卓にだしている。
また、嫌いな野菜に挙がっていたトマトの場合は、スープやソースにしてしまうケースが多いようです。
- トマトの水煮缶を使ったミネストローネ
- トマトの缶詰を使ってパスタソースにしたり、果物を色々食べるようにしています。
- トマトケチャップやトマトソースはOKらしいので、 代替えで使っています。
野菜ジュースや青汁を飲ませる方もいらっしゃいました。
- 野菜ジュース
- 食べ物というか青汁(ケール)
- にんじんが入った野菜ジュース
- ニンジンジュース
Q3.
野菜を調理する際、野菜同士あるいは他の食べ物との食べ合わせを意識していますか?
栄養の摂り方にもかかわり合いの強い食べ合わせについて聞いてみました。
「とても意識している」「まあまあ意識している」が合計27%、「あまり意識していない」「特に気にしていない」が合計73%で、おおむね食べ合わせは気にしないという結果となりました。
意識がある方々の中には、栄養面への考慮も見られました。
以下、<自由回答から一部抜粋>
- きゅうりは酢につけたり塩に漬けないと他の野菜の栄養を壊すから単体で食べてる。同じように生のニンジンもそうだから熱を通すようにしてる
- 野菜・タンパク質。炭水化物をバランス良く
- 野菜とたんぱく質の組み合わせをバランスよくするよう心がけている
- 豆腐としいたけ(カルシウム吸収を助ける)
他に多かったのは「彩り」に関してです。おいしそうに見せようということでしょうか。
- 彩りよく緑と赤や黄を組み合わせる
- 緑黄色野菜と淡色野菜など。
栄養カウンセラー 定先生からの コメント |
野菜ジュースは野菜の代わりにはなりません。糖質が入っているものもあり注意が必要です。野菜スープにして食べさせたほうがいいですね。野菜の食べ合わせを考えるよりは栄養価をなるべく落とさない工夫や吸収がよくなる調理の仕方のほうが大事です。また生で食べるよりも温野菜にしたほうが量が食べられます。 |
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- 定 真理子(じょう まりこ)
- 新宿溝口クリニック・チーフ栄養カウンセラー。栄養療法カウンセラーとして活動する傍ら、保育園から高校までの学校や一般向けの講演やセミナー、雑誌などでも活躍中。著書に35歳からの栄養セラピー「妊娠体質」に変わる食べ方があった!(青春出版)医師も実践している「子供を丈夫に育てる食事」(ワニブックス)がある。
写真:定 真理子 先生
調査方法:エバラ調べ/2011年6月実施/サンプル数273人