健康や美容に効果的な「腸活」が注目されています。
腸活とは、腸内環境をより良い状態にするために、食事に気をつけたり必要な運動をしたりする活動です。
今回は、腸活の基本的な情報から、かんたんに腸活するためのレシピまでご紹介します。
腸活がもたらす
美容と健康のメリット
腸内には多種多様な細菌が存在し、これらがバランスよく共存している状態が理想的とされています。しかし、現代の食生活やストレス、生活習慣の乱れなどが原因で腸内環境が悪化し、美容や健康に悪影響を及ぼす可能性があります。腸活を行うことで、腸内環境を整え、その結果として以下のような多くの美容や健康効果が期待できます。
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メリット
1便秘や下痢の改善
腸内環境が整うことによって、便秘や下痢の改善が期待されます。腸内に善玉菌が増えると、腸の蠕動運動(ぜんどううんどう)が活発になり、便通の改善が期待できます。便秘が解消されると、体内の老廃物が滞りなく排出され、腹部の膨満感(ぼうまんかん)が軽減されるでしょう。また、腸内細菌のバランスが改善されることで、安定した消化機能が維持され、下痢の改善も期待できます。
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メリット
2肥満予防
腸内環境が整うことで、肥満の予防にもつながります。腸内細菌のバランスが良好であると、食物から摂取したカロリーが効率的に消費され、脂肪が体に蓄積されにくくなります。また、腸内環境の改善は食欲を調整するホルモン(例えばレプチンやグレリン)の分泌を正常化し、過食を防ぐ効果も期待できるため、健康的な体重管理に役立ちます。
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メリット
3美肌効果
(肌荒れやニキビの改善)腸内環境が乱れると、便秘や下痢だけでなく、肌荒れやニキビの原因になることがあります。腸内の悪玉菌が増えると、体内に毒素が蓄積され、それが血流を通じて全身に広がり、肌トラブルを引き起こします。腸活で腸内環境を整えることで、これらの毒素の排出が促進され、肌の状態が改善され、より健康的で美しい肌を保つことにつながります。
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メリット
4免疫力アップ
腸内には、体全体の免疫機能の約70%が集中していると言われています。腸内環境が整うことで、免疫細胞が活性化し、ウイルスや細菌から体を守る力が強くなります。結果として、風邪やインフルエンザなどの感染症への抵抗力が向上し、健康を維持する助けになります。
腸活に役立つ食材
腸活を効果的に行うためには、腸に良いとされる食材を積極的に取り入れることが重要です。ここでは、腸内環境を整えるために役立つ食材についてご紹介します。
善玉菌を含む食べ物
(プロバイオティクス)
プロバイオティクスとは、腸内環境を改善する働きを持つ生きた微生物を含む食品を指します。代表的な食品には、ヨーグルトや納豆、キムチ、味噌などの発酵食品があります。これらの食品を日常的に摂取することで、腸内の善玉菌の数が増え、腸内フローラのバランスが整います。善玉菌が増えると、腸内環境が改善され、消化機能の向上や免疫力の強化が期待できます。
善玉菌を含む食材
ヨーグルト、納豆、キムチ、ぬか漬け、漬物、チーズ、ヨーグルト飲料、乳酸菌入り飲料、塩麹、酢、醤油、味噌など
※製造方法によっては、殺菌されている場合があります。
善玉菌のエサになる食べ物
(プレバイオティクス)
プレバイオティクスとは、腸内の善玉菌のエサとなり、これらの菌を増やす効果がある食材です。代表的な食材としては、食物繊維が豊富な野菜や果物、オリゴ糖が含まれる、ごぼう、たまねぎ、バナナ、にんにくなどが挙げられます。これらの食材を摂取することで、善玉菌が活発になり、腸内環境がさらに改善されることが期待されます。
食物繊維が豊富な食材
オクラ、モロヘイヤなどのネバネバ野菜、わかめやひじきなどの海藻類、玄米、ごぼう、切干大根、ブロッコリー、豆類、きのこ類など
オリゴ糖を含む食材
大豆・たまねぎ・ごぼう・ねぎ・にんにく・アスパラガス・バナナなど
エバラ
プチッと鍋のご紹介
エバラ プチッと鍋シリーズは、多彩な味わいの鍋スープが揃っており、野菜をたっぷり使ったヘルシーな鍋料理を簡単に作ることができます。
プチッと鍋シリーズの特長
個食鍋メーカーシェアNo1(※)のプチッと鍋シリーズは、一人で食べるお手軽鍋から、家族で食べるごちそう鍋まで、いつでも作りたい分に合わせて「おいしい鍋」を手軽に作ることができるポーションタイプの鍋調味料です。また、液体調味料なので味が馴染みやすく、鍋料理以外にもスープや炒めものなどの味付けにも幅広く活用でき、常備しておくと便利な調味料です。
- ※出典:
- インテージSRI 鍋物調味料市場(1個当たり食数:1個)
2023年4月~2024年3月累計販売金額
野菜をたっぷり使える手軽さと、
腸に優しい食材が豊富に使える
プチッと鍋の最大の魅力は、寄せ鍋やキムチ鍋、豆乳鍋など、さまざまな味が揃っており、野菜をたっぷりと使った鍋のレシピも豊富で飽きることなく続けられる点です。鍋料理は、野菜をふんだんに使えるため、食物繊維やビタミンを効率よく摂取できます。また、発酵食品などと組み合わせることで、さらに腸に優しい料理が完成します。これにより、腸内環境を整えながら、おいしく健康的な食事を楽しむことができます。
かんたん腸活レシピ
エバラ プチッと鍋を使った腸活に効果的なレシピを8つご紹介します。それぞれのレシピは、腸に良い食材をたっぷり使っており、簡単に作れるものばかりです。ぜひ、これらのレシピを参考に、日常の食事に腸活を取り入れてみてください。
キムチで作る“本格キムチ鍋”
材料
キムチ、あさり、長ねぎ、えのきたけ、豆腐、豚肉、ニラ
効果
発酵食品のキムチと、食物繊維が豊富なえのきたけ、ニラをいっしょに食べられる鍋レシピです。腸内環境を整えるのに効果的です。
和風チーズの担々ごま鍋
材料
チーズ、長芋、キャベツ、チンゲン菜、しめじ、豚肉
効果
チーズが腸内フローラのバランスを整え、キャベツやチンゲン菜、しめじは食物繊維が豊富で、腸内の善玉菌をサポートし、腸内環境を整えるのに役立ちます。
鶏だんごの団らん塩ちゃんこ鍋
材料
ごぼう、鶏団子、たまねぎ、えのきたけ、ニラ、こんにゃく、油揚げ
効果
ごぼうは食物繊維が豊富で、腸のデトックス効果があります。鶏肉は良質なタンパク質を供給し、腸内の善玉菌をサポートします。
納豆キムチチーズ鍋
材料
ひきわり納豆、ピザ用チーズ、なめこ、もやし、豆腐、豚肉、ニラ
効果
発酵食品の納豆やチーズと、食物繊維が豊富ななめこやもやし、ニラをいっしょに食べられ、腸内環境の改善が期待できる食材がバランスよく取り入れられたレシピです。
エバラ プチッと鍋シリーズは、忙しい日常でも簡単に調理できるため、継続的に健康的な食事を楽しむことができます。今回ご紹介したお悩み別のレシピを参考に、自分の体調や美容のニーズに合わせて栄養豊富な食事を楽しんでください。
監修
錦 惠那 先生
保有資格
内科専門医、産業医
プロフィール
関西圏の医学部卒業。現在は内科医として市中病院で診療を行っている。
腎臓病、透析医療を専門分野とし、産業医としても活動している。病気の予防は治療と同等に重要であり、予防医学の理解を深めてもらうため、病気やヘルスケア情報の発信にも取り組んでいる。
私生活では1児の母でもあり、日々育児にも奮闘している。