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りんごの効能 りんごの健康効果

りんごの健康効果

りんごは、おいしいだけではありません。
じつは、健康や美容によい栄養素や成分が
たくさん含まれています。
栄養素や成分による
健康効果についてみていきましょう。

りんごには栄養がいっぱい!

りんごの主な栄養素・成分はポリフェノール・食物繊維・カリウム・ビタミンC・リンゴ酸の5つ。
最近では、りんごのポリフェノールの力に注目が集まっています。

ポリフェノール(プロシアニジン)
  • 抗酸化作用
  • 脂肪吸収を抑え、体内での脂肪に作用し、内臓脂肪を減らす
  • 腸内の善玉菌などを増やし、環境を改善
  • 血糖値の急激な上昇を抑える
  • 免疫力アップ&抗アレルギー作用
  • 紫外線による肌トラブル予防&育毛効果
食物繊維(水溶性・不溶性)
  • 消化吸収を助ける
  • 腸内環境を整え、便通の改善
  • 血液中のコレステロールを排出
  • 血糖値の急激な上昇を抑える
カリウム
  • 体内の余分なナトリウムの排出で、むくみや高血圧を改善
ビタミンC
  • 抗酸化作用
  • 鉄分の吸収を助ける
りんご酸
  • 疲労回復

ポリフェノール「プロシアニジン」に注目

りんごには、プロシアニジン、カテキンなど多くのポリフェノールが含まれています。ポリフェノールといえば抗酸化作用が有名ですが、りんごに最も多く含まれる「プロシアニジン」には、内臓脂肪を減らす作用や、免疫力アップ、抗アレルギー作用、紫外線による肌トラブルの予防といった健康と美容にうれしい効果がたくさんあり、注目されています。

りんごに含まれるボリフェノール(総称:リンゴボリフェノール)の主成分プロシアニジン類 63.8% ■カテキン類 9.6%  ■フェノールカルボン 10.8% ■フロレチン配糖体類 6.5%■その他 6.5%

引用:一般社団法人青森県りんご対策協議会

ポリフェノール「プロシアニジン」に注目

便通の改善する食物繊維。
生活習慣病の予防に

りんごには食物繊維もたっぷり。腸内の善玉菌を増やして、腸の動きを活発にし、便通を改善してくれます。
水溶性食物繊維のペクチンには、血液中のコレステロールを排出したり、血糖値の急激な上昇を抑える働きもあり、動脈硬化といった生活習慣病の予防にもなります。また、食事や食後のデザートとして食べると、消化吸収を助けてくれます。

カリウムが血圧の上昇やむくみを改善

カリウムには、体内からナトリウム(塩分)を排出する作用があり、血圧の上昇を抑えるとともに、むくみの改善もサポートします。食物繊維のペクチンにも同様の働きがあります。

鉄分の吸収をアップするビタミンC

ビタミンCには、鉄分の吸収力を上げる働きがあり、貧血対策につながります。また、抗酸化作用や免疫力アップ、美肌効果も期待できます。

リンゴ酸で疲労回復

乳酸を分解し、エネルギーに変えるリンゴ酸の働きで、疲労の回復を早めます。

カロリーが低く、
安心して食べられる!

りんごは果物の中でも低カロリー

りんご1個(260g)は、134kcal。1回に食べる量を半分としたら、67kcalで、比較的に低カロリーです。ちなみに、バナナ1本(120g)は112kcal、柿1個(180g)は113kcal、グレープフルーツ1個(300g)は80kcalとなります。果物は全般的にカロリーが低く、摂れる栄養素も多いので、なにか1種類でも毎日食べるのがおすすめですが、りんごはダイエット中の間食に食べても安心です。

りんごの成分の約80%は水分で、食べるとお腹が満たされます。食前にりんご半個ほど食べておくと、食べ過ぎの予防になり、血糖値の急激な上昇も抑えてくれます。

りんご 1個(240g)当たりのエネルギーは134kcal りんご 1個(240g)当たりのエネルギーは134kcal

出典:日本食品標準成分表2020年版(八訂)

内臓脂肪を減らす機能性表示食品に

内臓脂肪を減らす機能性表示食品に

りんごに含まれるプロシアニジンの内臓脂肪を減らす健康効果に着目して、りんご由来のプロシアニジンを加工食品として、機能性表示食品に届け出た例 ※1 があります。最近では、日本一のりんご生産地の青森県のJAつがる弘前が、生果として初めてりんごを機能性表示食品に届け出ました ※2

  • ※1:届け出た機能性「体脂肪が気になる方のお腹の脂肪を減らす」
  • ※2:届け出た機能性「内臓脂肪を減らす」 商品名:JAつがる弘前「プライムアップル!」(ふじ)
青森りんご主力4品種のプロシアニジン含有量

農研機構 農作物機能性成分データベースより

ふじ、王林、ジョナゴールドなど、どんな品種のりんごでもプロシアニジンは含まれています。
プロシアニジンは加熱に弱いため、りんごジュースにしたり、お好みの果物、野菜と合わせてスムージーにするのもおすすめです。

監修/大越郷子先生(管理栄養士)
資料提供/青森県農林水産部りんご果樹課
編集/ワン・パブリッシング

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