プランターで簡単! 野菜博士・藤田 智といっしょにミニキャロットを作ってみよう

プランターで簡単! 野菜博士・藤田 智といっしょにミニキャロットを作ってみよう

食卓にもよく並ぶ身近な野菜「ニンジン」。なかでも小さくてかわいらしいミニキャロットは、プランターでも手軽に育つ人気品種です。ただし発芽するまでは種が弱く、育て方に工夫が必要。今回は恵泉女学園大学の教授であり、NHK『趣味の園芸 やさいの時間』にも出演する藤田 智さんに、親子で楽しめるミニキャロットの作り方を教えてもらいました。

▼プランターの準備方法はこちらから
http://www.ebarafoods.com/oishii_news/20752.html

プランターで簡単! ミニキャロットの作り方

プランターで簡単! ミニキャロットの作り方

こんにちは、藤田 智です。硬くて丈夫で栄養たっぷりと、タフなイメージのある「ニンジン」。でもそれは“大人”になってからの話で、種のうちはとっても弱くてデリケートな野菜なんです。だから種まきやそのあとの水やりには、丁寧なケアが必要です。とはいえコツをおさえれば、初心者の方でも大丈夫。さっそくご説明していきましょう。

まずは種選びから。ニンジンの種には、通常の種(写真左)のほか、発芽しやすいように加工されたペレット種子(写真右)という種もあります。ペレット種子は丸くて表面がつるんとしているのが特徴。もちろん普通の種でも育て方に注意すれば十分発芽しますが、心配な方はペレット種子を選んでもいいと思います。

プランターの準備と種まき・苗の植え付けをしてみよう

プランターの準備と種まき・苗の植え付けをしてみよう

好みの種を選んだら、種をまくための溝(まき溝)を作っていきます。ニンジンの種は「光発芽種子」といって、光をあてることでスムーズに発芽する性質を持っています。そのため、まき溝は5mmくらいと浅めにとどめておきましょう。

種のパッケージなどを見て、発芽率が75%以下ならまき溝は浅め、種は多めにまきます。一般的に発芽率は70~75%以下なら低め、85%以上なら普通だと言われます。今回の種は発芽率が75%でしたので、まき溝は5mm程度にし、種は1cmに2~3粒程度まきました。

種まきのあとも土をたくさんかぶせすぎないように注意して。かといって、まったく土をかぶせないと、せっかくまいた種が水で流されてしまいます。まき溝を人差し指と親指ではさみ、種が見え隠れする程度に薄くかぶせましょう。あとは上から手で軽く押さえ、水をプランターの底から漏れ出てくるくらいにたっぷりやれば、準備完了です。

ニンジンをうまく発芽させるコツは「共育ち(ともそだち)」。種をごく狭い間隔でまいて、株どうしを支え合わせるんです。こうすることで発芽率がアップするのはもちろん、その後の育ちもよくなります。先ほどお伝えしたように1cmに2~3粒の種をまくように意識すると、うまく共育ちさせることができます。

あとは株が成長するのに合わせて間引きをし、株どうしの間隔を離していきましょう。間引きのタイミングは2回で、1回目は種まきから7~10日後に双葉が出そろったとき、2回目は本葉が3~4枚になったときです。

2回目の間引きが終わったら、2週間に1回のペースで化成肥料をやりましょう。1回の分量は、片手にひと握り(20g)くらいが目安です。種まきから90~100日がたち、根元の直径が1~2cmになったら収穫のタイミング。手で引き抜くと、かわいらしいニンジンができていますよ。

自分で育てたミニキャロットを料理してみよう

自分で育てたミニキャロットを料理してみよう

緑黄色野菜であるニンジンは、カロテンを豊富に含みます。オレンジ色の根はもちろん、葉にもビタミンやカルシウムなどの栄養素がたっぷりですから、ぜひ捨てずに使ってみてください。

にんじんの浅漬けラペ
https://www.ebarafoods.com/recipe/detail/recipe2777.php

PROFILE:藤田智(ふじた・さとし)恵泉女学園大学人間社会学部教授:岩手大学農学部を卒業、同大学大学院を修了し、現在は教授として学生たちに生活園芸、園芸と社会、食育などを指導。テレビやラジオに出演する他、園芸関係の著書は130冊を超えている。家庭菜園や市民農園の指導や普及活動の他、日本の原風景の保全活動にも取り組んでいる。

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