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虫・風・雨対策!キャンプ飯を快適に過ごすための環境作り

2025 Jul 16

せっかくの食事時間も、突然の雨や強い風に見舞われてしまうと、楽しい気分が台無しになってしまいます。また食事中に虫が寄ってくると、どんなにおいしい食事でも気分が下がってしまいますよね。

この記事では、虫・風・雨に備えるための基本的な対策や、初心者でもできる簡単な工夫をご紹介します。

虫対策:食事中の虫を防ぐ工夫

食材や料理の保管方法のコツ

食材や調理済みの料理は密閉容器やクーラーボックスに入れて保管しましょう。袋やラップだけでは匂いが漏れやすく、ハエやアリ、ハチなどを引き寄せてしまいます。匂いを遮断し、かつ冷やせるクーラーボックスは虫対策としても非常に有効です。地面に直接置かず、ラックや台に載せることでアリの侵入も防げます。

虫よけ対策や着用アイテム

キャンプで蚊取り線香を使うなら、「森林香」など屋外向けのタイプが効果的でおすすめです。さらに、市販の蚊よけマットを取り付けられる蚊取り機能付きのキャンプライトも人気があり、テント周りの虫除けに役立ちます。

虫の多い時期は肌の露出を控えた服装を選ぶことも大切です。また白・黄色・青などの明るくて紫外線を反射しやすい色は虫を引き寄せやすいため、落ち着いた色味のウェアを選びましょう。

食べ残しやゴミの管理の方法

食べ残しやゴミは、虫を引き寄せる最大の原因です。生ゴミを極力減らすため、自宅で食材をカットするなど事前準備することがおすすめです。

食後は速やかに片付け、洗い物も早めに済ませましょう。食べ残しがある場合は匂いが漏れないように袋に入れて密封し、クーラーボックスなど蓋つきの容器に保管しましょう。

ランタンの設置場所のアイデア

夜のキャンプの必需品であるランタンですが、虫を引き寄せる原因にもなります。

光に寄って来る「正の走光性」のある虫は300〜500nmの光の波長 (紫外線)を最もよく感じるといわれているため、紫外線を出さないオレンジ色のLEDランタンをテーブル灯として使うと良いでしょう。

また、明るさも虫を引き寄せる要因のひとつです。メインとして利用する照度の強いランタンは、あえてテントから少し離れた場所に設置して、寄ってくる虫を減らしましょう。

さらに虫の侵入を防ぎたいという方には、フルメッシュのシェルター(※)やテントがあると快適に過ごせます。
(※)床面がないテント、または四方に幕があるタープ

風対策:調理しやすい環境を整える

風に強いタープの張り方をする

タープは日差しよけとしてだけでなく、風よけの役割も果たします。ただし、風が強い時はテントに連結せず、タープ単体でコツを抑えた張り方をしましょう。

風に強いタープの張り方のポイント
全体を低く設置する
高さがあると風を受けやすくなるため、ポールを低めに設定して設営するのが安全です。
風上から先に設置する
風下側から設営すると、タープが風にあおられ、バタつきや転倒、ポールの折れなどの原因になります。
タープに傾斜をつけて風を受け流す
風向きが明確な場合は、風が吹いてくる方向(風上)を低く、風が抜ける方向(風下)を高くしてタープを張ると安定します。
ペグは深く、頑丈なものを使う
地面が柔らかい場合は特に注意。30cm以上の鍛造ペグやネイルペグなど、強風に耐えられるタイプを選びましょう。
ガイロープをしっかり張り、角度を意識する
ロープは約45度の角度で地面に対して引くとテンションが安定します。風にあおられないよう強めに張ることが重要です。
ロープの本数を増やして固定力アップ
強風時は通常よりも補助ロープを追加し、固定ポイントを増やすことでバランスが良くなります。

ただし、強風が予想される場合は、設営自体を控える判断も大切です。安全第一で対応しましょう。

ウインドスクリーン(風防)などを設置する

風が強い場合は、設営の際に風の流れを読んで、風下に調理スペースを設けましょう。

焚火を風から守る焚火陣幕や、鍋まで隠れる高さのウインドスクリーン(風防)などを使用することで、風による加熱効率の低下を防げます。火だけでなく鍋自体も冷やさないことがポイントです。

雨対策:雨でも快適な食事環境づくり

タープの活用

雨予報のキャンプではタープが心強い味方です。タープとテントを連結するように設営することで、テントとタープを行き来する際に濡れることなく移動できるのでおすすめです。
設営の際は、屋根部分にしっかり傾斜をつけて雨水を流し、支柱やロープを強化して倒壊を予防しましょう。

広い天井を持ち、横からの雨の吹込みを防ぐシェルターがあれば、より安心して過ごせます。

グランドシートや収納ボックスによる防水対策

雨が降ると地面はぬかるみ、荷物が濡れやすくなるので、雨が予想される場合はテントの下に防水としてグランドシートを敷きましょう。

また、インナーテント内にテントマット(キャンプマット)を敷くことで、より地面からの浸水や冷えを防いでくれます。

荷物や調理道具は、直接地面に置かずフィールドラックなどの台を活用することで、汚れや濡れを防げます。また、道具や食材を収納ボックスにまとめておくことで、雨や泥による汚れから守ることができます。

また、雨の日は足元がぬかるむことも考慮し、長靴や防水シューズを準備しておくのがおすすめです。

雨や風で火起こしが難しい場合を想定した食事の準備

風に強い調理器具の選択

雨風をしのぐのに便利なタープですが、タープの下では基本的に焚火はNG。火の粉や焚火の熱でタープが溶けたり穴が開いたりすることも発生します。

そのため、天候不順の際にタープの下で調理する場合は屋外用カセットコンロがおすすめです。家庭用とは違い、風防機能付きや屋外使用を前提としたモデルを選ぶと火力が安定します。

重心が低い厚手の鍋・クッカーも組み合わせることで、強風下でも安全で快適に調理できます。

また、調理する場合は、焼くだけで食べられる料理やフライパンひとつで作れるメニュー、ひと鍋で完結するものを準備しましょう。

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