知的家事プロデューサー・本間朝子のらくらく家事術【1】毎日使う冷蔵庫から整理スタート

知的家事プロデューサー・本間朝子のらくらく家事術【1】毎日使う冷蔵庫から整理スタート

キッチン周りの家事を減らしたいなら、毎日何度も使う冷蔵庫から整理をはじめるのが得策。本記事では「知的家事プロデューサー」として家事効率化のアイデアを提案する本間朝子さんに冷蔵庫の整理法を聞いてきました。「置くだけ」「とめるだけ」「敷くだけ」の簡単ワザを使って、キレイで機能的な冷蔵庫にしましょう。

こんにちは、本間朝子です。わたしはもともと、家事がとても苦手でした。特に冷蔵庫はいつも散らかっていて食材をダメにしてしまうことも多く、「これではいけない」と悩んでいたんです。

そんなある日、工場の仕事の流れについてのビジネス書に「不要なものは置かない。よく使うものはすぐ手が届く場所に置くことが大切」と書いてあるのを読んで「これって冷蔵庫も同じじゃないのかな」と気づいたんです。

実際にその考え方を取り入れてみたら、冷蔵庫がキレイで使いやすくなりました。冷蔵庫は台所の要。毎日何度も使うからこそ、しっかり整理しておきたいものです。その手順をお教えしましょう。

1.冷蔵庫の整理は「全部出して片付ける」のがコツ

1.冷蔵庫の整理は「全部出して片付ける」のがコツ

冷蔵庫がグチャグチャで使いづらいという人は、床にレジャーシートや新聞紙をしいて、一度中のものをすべて出してみましょう。想像以上にたくさんのものが入っていたことに気づくはずです。すべて出せたら「飲料」「調味料」「粉物」など、ざっくりとカテゴリー別に分けてみてください。

そうすると、自分がやりがちな買い物の失敗の傾向が見えてきます。同じものをいくつも買っていたり、ストックの買いすぎていたり、使いきれないまま賞味期限が切れていたり……。それを覚えておくことで、今後買い物のときに気をつけて購入することができます。

次に、出したものをひとつずつ手に取って「いるもの」と「いらないもの」に分けていきます。時間をかけると迷うので、判断は3秒以内を目安に行いましょう。

全部出して整理するメリットは、冷蔵庫の中身を全体的に見て、不要なものを判断できること。食材を冷蔵庫の中に入れたままで見ていると、奥のほうに入った賞味期限切れの調味料を見落としたり、「もったいない」という気持ちから捨てるべきものを捨てられなかったりしがちです。全体を見ながら3秒でどんどん判断していくことで、スムーズに整理が進められます。この方法で冷蔵庫の中身をかしこく整理しましょう。

冷蔵庫の整理が終わったら、残った食材を冷蔵庫内に戻していきます。その際、棚に置くものはバラバラと置かず、カテゴリー別に分けてトレイやカゴに入れた状態で収納しましょう。そうすることで探しやすく、引き出せば奥のものをすぐ取り出せて便利です。ここで油断すると、またゴチャゴチャの冷蔵庫に逆戻り。食材の「定位置」を決めて、散らからない仕組みを作りましょう。

2.冷蔵室内の定位置は使用頻度で決まる

2.冷蔵室内の定位置は使用頻度で決まる

冷蔵室の定位置を決めるときのポイントは「賞味期限」と「使用頻度」。使用頻度の高いものは目線から下の位置に、使用頻度の低いものは上段に入れましょう。調理をせずに食べられる納豆や佃煮、漬物などをひとつのトレイにまとめておくと、忙しい朝にサッと取り出せて便利です。

ちなみに賞味期限の近いものは、目につきやすい場所にまとめて入れておくのがポイント。自分から見て正面となる部分にマジックペンで大きく日付を書いておくのもいいと思います。保存容器に書いた文字は、手指消毒用のアルコールで消すことができます。冷蔵庫の中身は目いっぱい詰め込みすぎず、7割程度にしておくと、鍋やホールケーキなども入って便利ですよ。

3.「使いかけ野菜コーナー」を作る

3.「使いかけ野菜コーナー」を作る

使いかけの野菜は、小さいので冷蔵室の奥のほうに入り込んで、存在自体を忘れてしまいがちです。使い切るのを忘れてしまうのを防ぐには、冷蔵庫の一番目立つ場所に「使いかけ野菜コーナー」を作っておきましょう。保存容器やトレイなどを置いて、そこに入れておけばOKです。

料理をするときは、まず「使いかけ野菜コーナー」からチェックしましょう。そうすれば「まだ使いかけの野菜があるのに、新しいものを先に使ってしまった!」という失敗とは無縁に。使いかけの野菜がある程度たまったら、ポリ袋に入れて浅漬けにするのもオススメです。
4.たまっているわさびやからしの小袋はクリップでとめる

4.たまっているわさびやからしの小袋はクリップでとめる

冷蔵庫整理で大事なのが、入ってきたものの「出口」を作ってあげること。つまり、買ってきたものを賞味期限までに確実に使い切ることです。でも、こと無料でもらったものというのは、どうしても「使い切ろう」という意識が薄くなってしまいがちですよね。

お刺身や納豆などについてくるわさび、からしなどの小袋は、その代表格。「いつか使おう」と思っているうちに、何個もたまったままになっていませんか? わが家では、こうした小袋は必ずチューブにクリップどめしておきます。わさびの小袋はわさびのチューブに、からしの小袋はからしのチューブに、という具合です。そうすると次にわさびを使うときに「あっ、小袋から使おう」と気づくことができて、たまっていくのを防げますよ。

5.キッチンペーパーで「予防掃除」をしておく

5.キッチンペーパーで「予防掃除」をしておく

わたしが提案しているアイデアのひとつに「予防掃除」というものがあります。これは「汚れたら掃除する」のではなく、「汚れないように工夫しておくことで掃除をしないで済ませる」という考え方。掃除が苦手だったわたしが、いかに家事の負担を軽くするかを追求した結果生まれました。

このアイデアは、予防掃除の考え方を冷蔵庫のドアポケットに応用したものです。ドアポケットはこぼれやすい調味料やドレッシング、ペットボトルなどを保管することが多く、汚れやすい場所です。かといって外して洗うのも面倒ですよね。そんなときに役に立つのがキッチンペーパー。たたんだキッチンペーパーをドアポケットの底に敷いておきましょう。

こうしておけば、汚れがついてもキッチンペーパーを取り換えればOK。中のものを取り出して掃除をしなくていいので、負担も激減します。ぜひ試してみてくださいね。

PROFILE:本間朝子(ほんま・あさこ)知的家事プロデューサー。不動産会社、フードプランニング会社を経て独立。仕事と家事の両立に苦労した経験から、ムダな時間と労力を省く「知的家事」を考案。執筆やセミナー、便利グッズの開発などを通してメソッドを伝えている。テレビに多数出演する他、雑誌、新聞でも活躍。毎月無料のセミナーを自主開催している。(編集/ランサ―ズ)

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