鍋のだしプラスワンで
ちょっと一工夫
調味料の計量が必要なく、手軽に使える鍋の素。そのまま使えるパウチタイプ、味の濃さを調整しやすい瓶タイプ、1人鍋に最適なポーションタイプなど、さまざまな商品があり、家族構成に合わせて無駄なく、たくさんの味を楽しめます。そのままでも十分おいしい鍋の素ですが、ひと手間加えることで、飲み干したくなるほどおいしいスープに仕上がります。
今回は、和・洋・中、それぞれの鍋のだしにおすすめプラスワンをご紹介します。
「オイスターソース」
オイスターソースといえば中華料理の定番調味料。青椒肉絲などの炒め物に便利ですが、使い切れずに冷蔵庫で眠っていることも多いのではないでしょうか。
原材料はその名の通り「牡蠣」。濃厚な牡蠣エキスとして、和の味付けにも活躍してくれます。おすすめはおでん。味わいがぐっと深まるプラスワンです。
4人分の場合、水900mlと「プチッと鍋」3個に、大さじ2のオイスターソースを追加して、沸騰させないように弱火で煮込みます。だしの味をみて、薄く感じる際は「プチッと鍋」1個と水を適量加え、調整してください。
「ローリエ」
ビーフシチューやカレーなどの煮込み料理に使われることの多いローリエ。1枚加えるだけで香りが広がり、ちょっと手の込んだ料理の雰囲気になります。
ミネストローネやポトフに加えるように、洋風の鍋の素やトマトを使った鍋へのプラスワンにおすすめです。
「鶏皮のスープ」
鶏むね肉を調理する際、皮は剥がし、そのまま使わないことが多いですよね。余った皮は、捨てずにラップに包み、冷凍しておきましょう。
お鍋を作る時に具材と一緒に鶏皮を入れて煮ると、おいしい鶏のだしが出ます。スープ全体にほどよい鶏の油も加わって、具材にだしの味をまとわせる役割もしてくれますよ。
まとめ
和のプラスワンでオイスターソースを牡蠣エキスとして活用しています。同じ牡蠣ならば牡蠣醤油でもよいのでは?と思う方もいるかもしれませんが、おでんのだしに追加する場合、塩辛さの強い牡蠣醤油よりも甘みの強いオイスターソースの方がまろやかな味わいになるので、おすすめです。
オイスターソースもローリエも、使い切れずに残っていたら、ぜひお鍋のだしに活用し、味のバリエーションを楽しんでみてください。鶏皮は中華のほか、コンソメの代わりとして洋風のお鍋でも活躍します。豚肉や魚介類など、鶏肉以外のメイン具材のお鍋に追加すると、ベースとなる鍋の素+メイン具材+鶏皮で、スープの味わいがぐっと深くなりますよ。
短大卒業後は保育園に就職。約4年半、栄養士として給食業務に携わる。
その後、大手GMSの食育運動に約2年携わったのち、大手総合卸会社に転職後はSMやデパ地下のメニュー提案、商品開発の業務を約4年半行う。
その後、2010年祐成クッキングアートセミナーにてフードコーディネーター養成コース卒業、翌年2011年管理栄養士資格の取得。
現在は特定保健指導や企業向けにフードスタイリング、レシピ開発、メニュー提案などを行っている。
5歳と3歳の子供を持つ。