黄金コラム 2016.7.14



第9回
第7回の焼肉企画会議で出たのは、意外性のある料理と「黄金の味」の組み合わせにもチャレンジしてみようという提案。そこで今回訪れたのが代官山のスペイン料理店『サル イ アモール』。この店の浅井祐志(あさい ゆうじ)シェフにお任せしてみると、想像以上の素晴らしい黄金レシピに仕上がった。
アロセリアという米料理の専門店を名乗る『サル イ アモール』。パエリアをはじめ、日本人が知らないスペインの米料理を中心に本場の郷土料理を日本に紹介している。
今回、教えてくれたのは「フィデウア」というパエリアのパスタ版と、カナリア諸島の名物ソース「モホ ピコン」。どちらもお店の人気メニューだという。「フィデウア」は華やかな見た目で、一見ハードルが高そうだが作り方はいたって簡単。所要時間も20分程度と短いので気軽に挑戦してみたい。また、パスタの代わりにお米を使えばパエリアにもなる。
「スペインの郷土料理フィデウアに『黄金の味』を使ってみると、うま味があるので味が決まりやすくなりました。これなら家庭で作りやすいですね。フライパンでも調理できるので、ぜひ一度チャレンジしてみてください」というのはシェフの浅井さん。
華やかな料理で、食卓が一層盛り上がる「夏野菜とお肉のフィデウア」
抜群の華やかさが食卓を彩る。パプリカとトマトがベースで野菜の甘味が優しいパエリアソースは「黄金の味」(辛口)を加えることで、ピリッとした辛さがアクセントになる。ビールのおつまみやごはんのおかずとしても活躍してくれそうだ。
「パスタは短時間でできて味が染み込みやすいので、フェデリーニくらいの細目のものを使ってください。焼そばのようにマヨネーズを少しかけると、また違う味が楽しめます。まろやかになるので子どもたちにも評判がよさそうですね」(浅井シェフ)。

夏野菜とお肉のフィデウア
【材料 (2~3人分)】
- エバラ 「黄金の味」(辛口)……15g
- なす……1本
- ズッキーニ……40g
- さやいんげん……4本
- 豚バラ肉(細切りにする)……100g
- ソーセージ……4本
- パエリアの素(※)……70g
- パスタ(フェデリーニ)……100g(米の場合は1合)
- チキンブイヨン……400ml(米の場合は550ml。固形のブイヨンを表示通りに湯で溶く)
- 塩……少々
- オリーブオイル……適量
【作り方】
1 なす、ズッキーニは一口大、さやいんげんは半分に切る。
2 パエリアパン(フライパンでも可)にオリーブオイルを熱し、豚バラ肉、ソーセージの順に強火で色がつくまで炒め、キッチンぺーパーにとって余分な脂を切る。
3 2のパエリアパンで1の野菜を中火で炒め、パエリアの素(※)、「黄金の味」(辛口)、1~2cmにちぎったパスタを入れて炒める。

4 チキンブイヨンを加え、沸騰したら塩で味を調える。
5 弱火で8分ほど煮て水分がなくなったらアルミホイルでフタをし、火を止めて2分間蒸らす(米の場合は弱めの中火で18分ほど煮込んでアルミホイルでフタをして2分間蒸らす)。
※パエリアの素
【材料(約3回分)】
- にんにく(みじん切り)……4かけ
- 玉ねぎ(粗みじん切り)……1個
- 赤パプリカ(角切り)……2個
- トマトペースト……30g
- オリーブオイル……適量
【パエリアの素の作り方】
1 フライパンに多めのオリーブオイルを熱し、にんにくと玉ねぎを中火で炒める。
2 玉ねぎがしんなりしてきたらパプリカを加え、弱めの中火で30分ほど炒める。仕上げにトマトペーストを加えてよく混ぜ、火を止める。

どんな食材もおいしくするピリ辛味!「牛もも肉のタタキ モホソース和え」

「スペインとアフリアの間に浮かぶカナリア諸島にあるピリ辛ソース『モホ ピコン』に、「黄金の味(辛口)」を使ってみました。ピリッと辛いソースなので、茹でた野菜やお肉などに合わせるだけで夏にぴったりの料理ができます」(浅井シェフ)。
スペインのソースに「黄金の味」(辛口)のうま味が加わることで、日本人にも親しみやすい味になる。また「黄金の味」(辛口)のスパイシーな味の特徴を生かし、唐辛子をプラスする感覚で使うといろいろなスペイン料理にも合わせやすいという。
「余ったソースは茹でたじゃがいもや焼いた野菜など、何にでも使えますよ。もちろん焼いたお肉にも合います。クミンが苦手なら使わずに作っても大丈夫です」(浅井シェフ)。
牛もも肉のタタキ モホソース和え
【材料 (2~3人分)】
- 牛もも肉……150g
- じゃがいも(茹でたメークイン)……1個
- モホソース(※)……60g程度
- ベビーリーフ……1パック
- 塩・胡椒……適量
- オリーブオイル……適量
【作り方】
1 牛もも肉は塩、胡椒をし、油を熱したフライパンで表面に焼色がつくまで強火で焼く。
2 1をビニール袋に入れて口をしっかり結び、氷水に入れて粗熱を取る。

3 1のフライパンに残った油で1cmにスライスしたじゃがいもを強火でこんがり焼く。
4 お肉が冷めたらスライスしてモホソース(※)で和える。皿にベビーリーフを盛り、お肉とじゃがいもを交互に並べて余ったソースを回しかける。

※モホソース
【材料(約3回分)】
- 「黄金の味」(辛口)……75g
- にんにく……3かけ
- ごま油……75g
- パプリカパウダー……7.5g
- クミン……少々
- 白ワインビネガー……大さじ1.5
【モホソースの作り方】
1 材料をすべてミキサーに入れて攪拌して完成。

今回、教えてくれたのは……
サル イ アモール
スペインの米料理文化を日本に伝える

スペイン料理のなかでも日本初となる“アロセリア(米料理専門店)”を名乗る『サル イ アモール』。伝統料理からモダン料理まで、スペイン料理を知り尽くしたスタッフが本場さながらのメニューを提供する。底が丸い専用の深鍋で作る「カルデロ」など、スペインに数あるパエリア以外の米料理も、もっと日本に紹介していきたいという。定番の「バレンシア・パエリア(¥3,700)」はローズマリーが香る本格派。焼いたヤギのチーズとブルーベリーソースが絶妙な「エンサラダデコンケソデカブラ(¥1,600)」も見逃せない。

香ばしい味わいの「バレンシア・パエリア(¥3,700)」は大人気

チーズとブルーベリーソースが絶妙。サラダと相性抜群な「エンサラダデコンケソデカブラ(¥1,600)」

今回のレシピを考案してくれた浅井シェフ
- 東京都渋谷区代官山町 12-19 第3横芝ビルB1
- 03-5428-6488
- 17:30~LO23:00
- 無休
- 32席
- ※価格はすべて税抜となります
Photos/sono@bean, Text/Jun Okamoto
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