null

黄金コラム 2016.6.29

第3回
味覚センサーで科学的に証明!最も「ごはん+焼肉」と相性がよいのは「たれ」

最もごはんと相性がよいおかずは何か??。ごはんに合うおかずを探るため、「家庭でのごはんとおかずに関するアンケート」を実施。さらに、アンケート結果を検証するために、味覚センサーを使用してごはんとの相性度を科学的に数値化してみた。

調査では焼肉がダントツ1位!

今回の調査では、ごはんと相性のよいおかずを把握するためにWEBアンケートによる調査を実施。20歳以上の男女1,000人を対象に、「家庭の食卓に出てくるおかずで、ごはん(白米)がすすむのは次のうちどれですか。」と問いかけたところ、2位のハンバーグ(390人)、3位のギョーザ(301人)をおさえて、焼肉がダントツの支持を得た(650人)。

【1,000人調査】


Q. 家庭の食卓に出てくるおかずで、ご飯(白米)がすすむのは次のうちどれですか。
[複数回答/ N=1,000]

null

【調査概要】

1.調査の方法:
株式会社ネオマーケティングが運営するアンケートサイト「アイリサーチ」のシステムを利用した WEBアンケート方式で実施
2.調査の対象:
アイリサーチ登録モニターのうち、20歳以上の男女(全国)
3.有効回答数:
1,000人(男性551人、女性449人)
4.調査実施日:
2016年6月14日

最もごはんと相性がよい焼肉の定番調味料とは?

WEBアンケートで、ごはんと相性のよいおかずは焼肉と判明した。では、どのような食べ方をすると、最もごはんがすすむのか。その答えを求め、味覚分析のスペシャリストであるAISSY(アイシー)株式会社の味博士こと鈴木隆一さんに分析を依頼した。

味博士も絶賛!
たれは「ごはん+焼肉」本来のおいしさを最大限に引き出す効果が

ヒトの味覚は「甘味」・「塩味」・「酸味」・「苦味」・「うま味」の基本の5味から成り立っています。 舌にある「味蕾(みらい)」という細胞がこれら基本の5味をキャッチし、ヒトは味を感じ取っているのです。 そのメカニズムを模倣した味覚センサー「レオ」により、食品が持つ基本の5味+「コク」を数値化し、主観的な表現に陥りがちな「味」の「見える化」を実現しています。

今回は、“家焼肉”の代表的な食べ方である「たれ」「塩」「ポン酢」「レモン汁」「わさび醤油」という5種類をピックアップし、味覚センサーを用いて「ごはん+焼肉+各調味料」の相性度について定量データ分析をしました。その結果、焼肉が持つうま味や塩味、ごはんが持つ甘味、それとは異なるバランスを持つエバラ「黄金の味」の甘味・うま味・塩味を組み合わせることで、絶妙なバランスが生まれ、「ごはん+焼肉」本来のおいしさを最大限に引き出す効果が確認。味覚センサーによる調査で99.3点という驚異的な相性度を記録しました!

null

味博士 鈴木隆一(すずきりゅういち)のプロフィール

通称「味博士」。AISSY株式会社 代表取締役社長 兼 慶應義塾大学 共同研究員。味覚を数値化できる味覚センサーを慶大と共同開発し、味覚や食べ物の相性の研究を行なう。メディアにも多数出演中。著書は「味博士の絶対太らない食べ方」「日本人の味覚は世界一」「『味覚力』を鍛えれば病気にならない」。

null

AISSYの味覚センサー「レオ」。「甘味」・「塩味」・「酸味」・「苦味」・「うま味」の5味を測定し、味覚の強さやバランスを相性度(100点満点)としてスコア化できる。

ごはんと相性がよい(=ごはんがすすむ)“家焼肉”の定番調味料ランキング


  • 1位 ごはん+焼肉+たれ(エバラ「黄金の味」中辛) 相性度 99.3点
  • 2位 ごはん+焼肉+わさび醤油 相性度 95.2点
  • 3位 ごはん+焼肉+塩 相性度 94.2点
  • 4位 ごはん+焼肉+レモン汁 相性度 94.0点
  • 5位 ごはん+焼肉+ポン酢 相性度 93.4点
null

※注:相性度とは
味覚センサー「レオ」で数値化された味覚データを元に算出された、食の組み合わせによる相性の良さの度合い。「相性度=異なる最も強い味覚の均衡+味全体の強さの均衡」で算出される。

“家焼肉”に使うさまざまな定番調味料の「コク」比較


基本の5味(甘味・塩味・酸味・苦味・うま味)がバランスよく含まれていると、「コク」が感じられる。「コク」とは複合的な味の重なりによって得られる、上質で深みのある味わいを指す。

焼肉を各調味料で食べた時に感じる「コク」を比較した結果、第1位は「たれ(5.22pt)」、第2位「わさび醤油(5.07pt)」、第3位「塩(5.03pt)」となった。

null