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2018.06.25

お鍋の準備をラクにする!
野菜の下ごしらえ&冷凍準備

一品だけで満足できる鍋料理は忙しい主婦の味方!だからこそ、鍋ひとつで栄養もしっかり摂りたいですよね。ただ、何種類も野菜を準備するのは面倒。野菜を切って冷凍保存しておくだけの簡単な下ごしらえが習慣化すれば、日々の手間がグッと減りますよ。鍋作りを楽にする、簡単な野菜の下準備をはじめてみませんか?

野菜

切っておくだけの楽々下準備

① ピーラースライス

なるべく早くお鍋を食べたい日や野菜しゃぶしゃぶにおすすめ

大根やにんじん、ごぼうなど、大きめサイズだと火の通りにくい根菜も、ピーラーでスライスしておくとサッと火が通り、すぐに食べられておすすめです。にんじんは1本分、大根なら縦1/2本くらいの長さ(20〜25cmほど)が食べやすいサイズですよ。

野菜をピーラーで薄くスライスして、少しずらしながら並べる。
1回分ずつラップで包み、保存袋に入れて冷凍する。
食べる時は、凍ったままラップから出して鍋に投入する。

野菜をピーラーで薄くスライスして、少しずらしながら並べる。1回分ずつラップで包み、保存袋に入れて冷凍する。食べる時は、凍ったままラップから出して鍋に入れます。

② 一口サイズカット

お鍋に使いやすく、早く煮える下ごしらえ

鍋の味は決めていなくても、使用頻度の高い野菜は、まとめて切って保存しておくとすぐに使えて便利。大根・にんじんはいちょう切り、れんこん・さつまいもは輪切り、長ねぎは斜め切りに。火の通り時間を考えて、大体の大きさを揃えて切るのがポイントです。

人参は太さにより銀杏切りもしくは半月切りで、厚みは3mm程度。
大根は銀杏切り。
長ネギは1cm幅の斜め切り。

大根はいちょう切り、にんじんは太さによりいちょう切りもしくは半月切りで、厚みは3mm程度が火の通りがよいですよ。長ねぎは1cm幅の斜め切りにしましょう。ビニール袋や保存袋に並べ入れ、なるべく空気を抜いて密閉し、冷凍します。食べる時は、凍ったまま煮たった鍋に入れます。

冷凍するだけ。なのにグッとおいしくなるきのこなどの準備。

味のおいしさはもちろん、香り、食感、そして旨味たっぷりなのでだしとしての味わいもプラスしてくれるきのこ類は、お鍋に欠かせない食材です。冷凍保存することで長持ちするだけでなく、味や香り、食感が損なわれず、むしろ冷凍してから加熱することで酵素の働きにより、加熱後の香りやうまみもアップするメリットも。

鍋用には、食感を楽しみやすく、他の食材とも一緒に食べやすいサイズがオススメ。しめじ、えのきだけ、舞茸などは少しまとまった状態(各写真の上部)で保存。細かくほぐしたもの(各写真の下部)はお味噌汁や炒め物用に分けて保存。

鍋に便利な下ごしらえのプラス一手

野菜を切って保存する準備ができたら、1人分や2人分など、よく使う1回分の鍋の基本野菜セットを保存袋にまとめて入れて冷凍しておくと、より便利です。「根菜セット」「葉物・もやし」「きのこセット」など、火の通る時間や種類ごとに分けたセットを作れば、お鍋の味付けや肉・魚などのメイン食材によって組み合わせて使えるので、おいしいお鍋作りを助けてくれます。

水菜
水菜
きのこセット
きのこセット
根菜・長ねぎセット
根菜・長ねぎセット

ここがポイント!

洗った後の水分をしっかり取ることが大切!

野菜を切って保存しておくだけで楽になる下準備。おいしさを損なわないためには、洗った後の水分をしっかり取ることが大切です。水分の出にくい根菜類はキッチンペーパーでさっと拭けばOK。キャベツや白菜、小松菜や水菜などの葉物野菜は、洗ってすぐに調理する時よりも入念にキッチンペーパーで拭き取るか、サラダスピナーを使用して、水気をしっかりと取りましょう。

冷凍保存する時は空気を抜くことも大切!

冷凍保存する時は空気を抜くことも大切なポイント。ラップで包む時はぴっちりと。保存袋に入れたら野菜を潰さない程度にぎゅっと押し、空気を抜きながら封を閉じます。水気をしっかりと取り、平らに並べ、空気を抜いて冷凍すると、ひとかたまりになってしまうこともないので、とても使いやすい冷凍カット野菜が出来あがります。

下ごしらえ済みの野菜があるだけで、お鍋づくりはグッと楽になります。一度にたくさんの食材を摂れることが魅力の鍋こそ、気楽に楽しみたいですね。

管理栄養士&フードコーディネーター 松田みやこ
管理栄養士&フードコーディネーター 松田みやこ

短大卒業後は保育園に就職。約4年半、栄養士として給食業務に携わる。
その後、大手GMSの食育運動に約2年携わったのち、大手総合卸会社に転職後はSMやデパ地下のメニュー提案、商品開発の業務を約4年半行う。

その後、2010年祐成クッキングアートセミナーにてフードコーディネーター養成コース卒業、翌年2011年管理栄養士資格の取得。

現在は特定保健指導や企業向けにフードスタイリング、レシピ開発、メニュー提案などを行っている。
5歳と3歳の子供を持つ。

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