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株主・投資家の皆さまへ
株主・投資家の皆さまへ

株主・投資家の皆さまにおかれましては、日頃より格別のご高配を賜り、厚く御礼申しあげます。
今年度最終フェーズを迎えるUnique 2023の連結数値目標については、コロナ禍における巣ごもり需要もあり、2020年度から22年度までの3年連続で営業利益28億円、ROE6%を達成いたしました。

Unique 2023の第2フェーズでは、「コア事業の収益強化と戦略事業の基盤確立」について、『プチッと鍋』『プチッとうどん』といったポーション調味料の市場拡大や、『なべしゃぶ』『フライパンで焼肉鍋』等の新ブランド商品を展開してまいりました。特に、個食ニーズをとらえたポーション調味料は発売以来着実に売上を伸ばし、現中計期間に約1.7倍の成長を遂げました。

一方、コア事業の収益強化については、原材料価格の高騰が生じるなか、『すき焼のたれ』や『浅漬けの素』といった基幹商品について早急な対応が求められています。2022年11月から一部家庭用、業務用商品について価格改定を実行し、『焼肉のたれ』については32年ぶりに値上げをいたしました。2023年7月には『すき焼のたれ』『キムチ鍋の素』や一部業務用商品の価格改定を予定しております。当社の中長期的な収益力向上に資する施策と考えておりますので、ご理解いただきたいと存じます。
「エバラらしく&面白いブランドへの成長」については、モノづくりのための成長投資や戦略事業における基盤整備を着実に進めることができたほか、当社の競争力の源泉となる人材育成についても計画通り施策を実行してきました。自社工場では2拠点目となるポーション調味料の製造設備を、津山工場に新設することを決定し、ポーション調味料の需要拡大に対応してまいります。
「社会的価値の創造」については、2022年7月にサステナビリティ推進体制を整備しました。今後は本業との連動を図り、私たちの経営理念である「こころ、はずむ、おいしさ。」を提供し、「食」の楽しさを通じた人と人の絆づくりの機会をいかに広げていけるかが重要なテーマと捉えています。

Unique 2023 最終フェーズとなる今期は第2フェーズまでの施策に加え、原材料価格高騰に対応すべく、商品価格改定後の需要喚起および効率的な生産体制の構築に向けた施策をスピーディーに実行してまいります。また、海外現地法人および輸出事業の拡大により、海外売上高20億円の目標を達成します。

今を生きる会社として時代の変化を捉え、チャレンジを継続することで、常に新しい「食」の楽しさを提供する企業であり続けます。今後とも変わらぬご支援を心よりお願い申し上げます。

代表取締役社長
森村 剛士

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