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浜内千波が教える キレイにやせる朝食レシピ

浜内千波が教える キレイにやせる朝食レシピ

忙しい朝は、食事も手を抜いてしまいがち。お腹が空かないからと、食べないという人もいますよね。しかし、テレビでおなじみの料理研究家・浜内千波さんによると、それはNGな習慣。ダイエット中こそ、朝食は毎日しっかりととるべきなのだと言います。栄養たっぷりなのに加熱なし、包丁いらずで後片付けの必要もなし。そんな夢のような朝食のコツと、料理が苦手な方でもつくれる簡単レシピを教えてもらいました。

アボカドと納豆のわかめ白和

アボカドと納豆のわかめ白和

こんにちは、浜内千波です。今回ご紹介するのは、ワンディッシュで朝にとりたい栄養素をしっかりとれる、優秀レシピ。たんぱく質豊富なお豆腐をメインに、発酵食品である納豆や食物繊維が豊富なわかめも入っているから、腸内環境も整います。材料をお皿に置いてつぶすだけ、というお手軽さも魅力ですよね。アボカドのクリーミーな食感で、満腹感も抜群なんですよ。

324kcal(1人分)
<材料>(2人分)
・豆腐(絹ごし)……2丁(約600g)
・カットわかめ(乾燥)……6g
・納豆……1パック(40g)※たれ付きのもの
・アボカド……1/2個
・エバラ浅漬けの素 レギュラー……小さじ2~大さじ1
・からし……適宜

<作り方>
(1)納豆はしっかりと混ぜておきます。アボカドは食べやすい大きさに切ります。
(2)器に豆腐を入れ、乾燥したままのわかめ・(1)をのせます。

(3)(2)に「浅漬けの素 レギュラー」をかけ、スプーンでほどよくつぶします。お好みでからし・添付のたれを添えて、出来あがりです。
朝食は心と体にスイッチを入れるもの

朝食は心と体にスイッチを入れるもの

「朝食を食べないほうが、カロリーをおさえられていい」なんていうのは、大きな間違い。朝の食事は心と体にスイッチを入れる、大切なものなんです。1日のはじまりに何も食べなければ、脳も体も目覚めてくれません。午前中の作業の効率が上がらないばかりか、代謝も下がったままになり、ダイエットにも悪影響なんですよ。

朝食で大切なのは、昼までフルパワーで活動するためのエネルギーをとること。そして、腸内環境を整えることです。この2つをかなえてくれるのが、たんぱく質と食物繊維。筋肉をつくるたんぱく質はパワーの源になるだけでなく、短時間で空腹にならなくてすみます。

たんぱく質と並んで、食物繊維も朝食には欠かせない栄養素です。食物繊維とひと口に言っても、実は2つの種類があるってご存知ですか。一つは糖質の吸収をゆるやかにして腹持ちをよくしてくれる、水溶性の食物繊維。もう一つは、腸内環境を整えてお通じをよくしてくれる、不溶性の食物繊維です。どちらもダイエットを強力にサポートしてくれる、大切なものなんですよ。

水溶性の食物繊維はわかめや昆布、大麦、不溶性の食物繊維は豆類やきのこ、こんにゃくなどに多く含まれています。どれもスーパーで簡単に買える食材だから、ぜひ常備しておいて。ダイエット中の朝ごはんは「たんぱく質+2種の食物繊維」。これを合言葉にしてくださいね。

最近はお仕事の都合などで、家族みんながそろうのは朝だけ、というご家庭も多いですよね。おいしくて栄養のある食事は、そんな貴重な団らんのひと時を盛り上げて「今日も1日がんばろう!」と元気を出させてくれるもの。忙しくても少しだけ手を入れて、心のこもった朝食を準備してみてくださいね。

浜内千波(はまうち・ちなみ):料理研究家。1955年、徳島県生まれ。「家庭料理をちゃんと伝えたい」との思いから、料理教室「ファミリークッキングスクール」を主宰。「料理は、もっともっと夢のある楽しいもの」をモットーに、テレビ番組や料理ビデオへの出演や講演、雑誌や書籍の執筆や各種料理講習会への参画を精力的に行う。そのユニークな発想とクリエイティブな仕事ぶりには定評がある。【編集:ランサーズ/取材・文:TokyoEdit/撮影:伊原正浩/デザイン:小久江厚(ムシカゴグラフィクス)】

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