冷めてもおいしい! 10分でできる生姜焼き弁当レシピ&盛り付け方


簡単なのに豪華に見える豚の生姜焼きは、お弁当にもピッタリ。調理にひと工夫することで、冷めてもやわらかくおいしい仕上がりになります。この記事では、料理初心者でも失敗知らずの生姜焼き弁当レシピをご紹介。彩りあざやかに仕上げる盛り付けのコツもお教えします。
冷めてもおいしい!
生姜焼き弁当の決定版レシピ
子どもから大人まで、みんなが大好きな「生姜焼き弁当」。手早くできるので、忙しい朝にも無理なく作れます。冷めてもおいしく仕上げるコツは、「生姜焼のたれ」でお肉に下味をつけておくこと。こうすれば特に濃い味付けを意識しなくても、お弁当に合うしっかり味になります。
調理時間……10分
エネルギー……664kcal
塩分: 2.0g
たんぱく質:25.0g
材料(2人分)
豚ロース肉(生姜焼き用)……200g
エバラ生姜焼のたれ……50g(大さじ3強)
サラダ油……適量
ごはん…… 適量
作り方
- 豚肉は「生姜焼のたれ」で下味をつけ、約10分おきます。(時間外)
- フライパンに油を熱し、汁気をきった肉を中火で両面焼きます。
- 仕上げに漬けていたたれを加え、からめ焼きして、出来あがりです。
衛生的で見た目もキレイ!
生姜焼き弁当の盛り付け方のコツ
お弁当をおいしそうに見せるには、盛り付けも大切です。生姜焼き弁当の盛り付けのポイントは、たったの5つ。コツを押さえて、時間がたってもおいしい生姜焼き弁当を作りましょう。
-
ごはんを先に詰めておく
長時間持ち歩くこともあるお弁当は、衛生管理も大事。特に雑菌の繁殖を防ぐためには「お弁当内部を高温にしない」ことが必須です。生姜焼きを作る前にごはんを詰めて、しっかりと冷ましておきましょう。
-
すき間が空かないように寄せて詰める
キレイに詰めたはずのお弁当が、いざふたを開けてみるとグチャグチャに……という経験のある人は多いのではないでしょうか。これはおかずを詰めるときに、すき間を作ってしまっているからかもしれません。おかずを詰めるときは寄せるようなイメージで、できるだけすき間が空かないように気をつけましょう。
おかずをカップに入れるのも、すき間を空きづらくするひとつの方法です。一つひとつのおかずを入れるスペースが均一になって、キレイに詰めやすくなるのです。おかず同士が分離されるので、味がうつりにくいのもいいところです。
-
生姜焼きはたれを入れすぎない
生姜焼きをお弁当で持っていくときは、たれを入れすぎないのも大事なポイントです。たっぷりたれをかけるとおいしいのですが、水分が多くなるとそれだけ雑菌が繁殖しやすくなりますし、ほかのおかずにたれがかかってしまうこともあります。たれの量はごはんにほどよくしみ込むくらいにとどめておきましょう。「生姜焼のたれ」はお肉によくからむので、少量でもおいしくいただけます。
赤と緑を意識すると彩りアップ
生姜焼きは茶色く、単品ではお弁当の彩りがいまひとつ。手軽に彩りがよくなる色は赤と緑です。おかずに使う食材はこの2色を意識してみましょう。赤やオレンジなどの暖色系の色には食欲増進効果、緑には料理をおいしそうに見せる効果もあります。赤やオレンジならミニトマトやにんじん、赤パプリカなど、緑ならブロッコリー、きゅうり、ほうれんそう、いんげん、パセリなどがオススメ。栄養価も高いので、ぜひ積極的に使ってみてください。
「しっかり味」は意識しなくてもOK
よく「お弁当用のおかずはしっかりめの味付けがいい」と聞きませんか? 塩分が多いと防腐効果が上がるという説もありますが、よほど長時間持ち歩かない限り、これはそれほど意識しなくてもOK。むしろ冷めるとしょっぱさを感じやすくなるので、お弁当用だからといって極端に濃い味付けにするのはオススメできません。「しっかりめの味付けにしよう」と意識するよりも、「生姜焼のたれ」で下味をつけたり、1~4のテクニックを使って衛生管理をしましょう。
おいしくて、見た目の彩りもキレイな生姜焼き弁当。想像しただけでも楽しい気持ちになりますよね。ふたを開けたときのワクワク感は、お弁当の醍醐味です。この記事を参考にして、お腹も心も大満足の生姜焼き弁当を作ってみてください。
管理栄養士のワンポイントアドバイス
お弁当が詰めづらいと感じたら、大きなものやかさばるものから順に詰め、最後に残ったすき間に小さなおかずを詰めるとうまくいきますよ。赤や緑の色合いを意識すると、彩りよくおいしそうになるだけでなく、ビタミンやポリフェノールが摂れて自然と栄養バランスも整ってきます。お弁当作りは毎日のことなので、気負いすぎずに楽しんで盛り付けてくださいね。
(監修:管理栄養士・フードコーディネーター 藤井 佑里子)
