「今日のおなべは、まっかっか〜、キムチのおなべはまっかっか〜♪」
玄関に入ったお父さん、タレ坊の大きな歌声に目を丸くしました。
「なんだなんだ?玄関まで聞こえてたぞ」
「あっ、お父さん、お帰りなさーい。今日の晩ごはんは、キムチなべなんだよ。辛いよー」
「そんなに辛くありませんよ」
おばあちゃんが、カセットコンロを持って台所から出てきました。
「お隣から広島の牡蠣をいただいたんだけど、いつも土手なべではつまらないから、今日は韓国風にしてみたのよ」
「赤いんだよ、辛いんだよー、唐辛子だから!」
「あれ、タレ坊、辛くない唐辛子もあるんだよ、知らないかい?」
お父さんが着替えをして、食卓にどっかり座りました。
「世界中で食べられている唐辛子は、500種類以上もあるんだ。ピーマンやパプリカも唐辛子の仲間だし、韓国には、日本のものより大きくて辛くないものがあるそうだよ。
韓国は冬になると日本より寒くなるので、唐辛子のたくさん入ったものを食べて、体を温めるんだ。
だから、辛すぎないものがいいんだろうね」
「緑のピーマンも、唐辛子なんだー。じゃあおばあちゃん、明日は緑色のキムチのおなべにしてね!今日のおなべは、まっかっか〜、明日のおなべはみどりいろ〜♪」
「あれ、タレ坊、それは話が全然違うよ」
踊るタレ坊に慌てるおばあちゃん。家族みんなの笑い声に、外の木枯らしも吹き飛ぶほどです。
さあ、今夜は心も体も温まる鍋料理はいかがですか。
■材料(4人分)
■作り方
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