エバラ家の団らん食卓vol.18

秋の食べ物 10月 文/安井レイコ

紅葉便りが聞こえる季節になりました。食卓では、今年初めてのおでんがグツグツと煮えています。
「あ〜、おでんだ。寒くなると、どうしてか食べたくなるんだよねぇ、おでんちゃん」
タレ坊が、頬ずりをせんばかりに鍋に近寄りました。
「9月から10月にかけて、おでん種がよく売れるんですって」
お母さんが言うと、おばあちゃんが続けました。
「秋風が吹くとね、体が『冬の準備をしなくっちゃ』と思うのよ。昔から、『天高く馬肥ゆる秋』って言うでしょう。大根とかごぼうとかの根菜類やサツマイモなどの芋類、お米をしっかり食べておくと、足腰がしっかりして秋冬の寒さに強くなるの。だから、大根がたっぷり食べられるおでんを食べたくなるのは、自然なことなのかもしれないわね」
「へ〜〜」おばあちゃんの言葉に、お母さんもタレ坊も深くうなずきました。
「どうしたの?」味々ちゃんが顔を出すと、タレ坊が知ったかぶりをして言いました。
「お姉ちゃん、冬の準備でおでんを食べると、馬みたいに太っていいんだってさ」


「タレ坊!それって、おでんを食べると太るってこと?」
「うーん、足と腰が大根でいいんだそうだよ」
「それは、私が大根足になるってこと!?」
味々ちゃんの質問ぜめに、タレ坊は困惑気味。
「馬みたいに太って、大根でいいんだよねぇ、おばあちゃん?」
やれやれ、おばあちゃんは目を白黒させています。エバラ家のおでん、もうしばらく弱火で煮込まれそうですよ。


 


焼あごの旨味が効いている まろやかおでん鍋

材料(4人分)

・大根1/3本 ・さつま揚げ4枚 ・ごぼう巻き4本 ・はんぺん2枚 ・巾着4個 ・ちくわぶ1本 ・ゆで卵4個 ・結び昆布4個 ・結びしらたき4個
エバラよせ鍋つゆ ほんのり醤油仕立て1本
・水750ml(3・3/4カップ)

作り方
@大根は2cm程度の厚さに切り皮をむき、かくし包
 丁を入れ、下茹でします。
A結び昆布は水に戻し、結びしらたきは下茹でし
 ます。はんぺんは三角に、ちくわぶは食べやすい
 大きさに切ります。
B鍋によせ鍋つゆほんのり醤油仕立てと水を入れて
 火にかけ、はんぺん以外の材料を加えて煮込み
 ます。
C最後にはんぺんを加えて、
 出来上がりです。

すっきりおでん鍋 塩仕立てもおすすめ

 

エバラよせ鍋つゆ ほんのり醤油仕立て エバラよせ鍋つゆ まろやか塩仕立て(鶏がらと丸鶏のW鶏だし ちょっと贅沢な魚介の旨味)

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